寺山修司 Syuji Terayama, 文化 culture

寺山修司の戯曲「伯爵令嬢小鷹狩り鞠子の七つの大罪」
演劇論 Theatrical Theory

まず、登場人物が必要である。
だが、国家や社会は真の意味での「登場人物」 つまり、異形の個人を指名することを好まない。
マルセル・モースが「魔術論素描」のなかで、そのメカニズム ...

寺山修司 Syuji Terayama, 文化 culture

鈴木忠志 Tadashi suzuki
富良野GROUP公演2016冬『屋根』 倉本聰

廃屋が語る家族のドラマ
「屋根」は、大正、昭和、そして平成と、激動の時代を生きてきた日本人の家族史というものを、北海道の開拓農民だった明治生まれの夫婦と、その家族らの人生に託して描 ...

寺山修司 Syuji Terayama

あゝ荒野 寺山修司 蜷川幸雄 松本潤 菅田将暉
寺山修司 蜷川幸雄 松本潤 菅田将暉

港館は、新宿二丁目の旧赤線地帯の廃堀の中にあった。
表通りはヌードスタジォで、板 二枚へだててアパートになっていた。
だが、ヌードスタジオと便所、水道炊事場は共同になっ ...

寺山修司 Syuji Terayama, 高円寺・阿佐ヶ谷の歴史・ 文化・ 芸術

市街劇 書簡演劇 高円寺 阿佐ヶ谷 寺山修司 天井桟敷

フレンドリック・ブラウンの小説に、ある男に見知らぬ差出人から毎日手紙が届き、それによって次第に人生が変わっていく、というのがある。
私もまた、そうした手紙の差出人になって、平和な家庭に一つの虚構を持ち込んでみたいと考えた。

寺山修司 Syuji Terayama, 高円寺・阿佐ヶ谷の歴史・ 文化・ 芸術

地球空洞説 寺山修司

天井桟敷の公演『地球空洞説』は1973年の8月杉並区高円寺南の公園にて街頭劇として上演されていた。
私は、ボルヘスの「伝記集」の愛読者だが、ボルヘスは迷路を解くカギとして、「もう一つの迷路」を指定する。
曲がりくねった ...

寺山修司 Syuji Terayama, 高円寺・阿佐ヶ谷の歴史・ 文化・ 芸術

市街劇 寺山修司 天井桟敷 高円寺 阿佐ヶ谷

市外劇「ノック」の戦略
1975年4月19日、杉並区一帯を用いて上演された市街劇「ノック」はちょっとしたスキャンダルとなった。
当時の新聞を見ると、サンケイ新聞の見出し六段抜きで「天井桟敷演出オーバー、フロ屋さんもびっ ...

寺山修司 Syuji Terayama, 文化 culture

マームとジプシー 書を捨てよ、街へ出よう

マームとジプシー主宰/演劇作家 藤田貴大
同じ北海道出身というルーツを持っているだけでなく、若手と言われる劇作家の中で、何度も劇に足を運ばせていただいているマームとジプシー
2016年、神奈川芸術劇場で寺山修司戯曲 「 ...

寺山修司 Syuji Terayama, 文化 culture

寺山修司 青森県のせむし男

もしも僕が自分のために何かしようと皆に声をかけようものなら たちまち皆は僕を追い出してしまう
例えば僕は 鬼ごっこの鬼だ
僕が追いかけると笑いながら皆は逃げてゆく
子供の頃 赤い夕焼けの路地を追いかけっこしてい ...

寺山修司 Syuji Terayama, 文化 culture

寺山修司 女浪曲師

天井桟敷 紙上呼び込み
さあ、さあ、お立合い!
これからお目にかけますルは、悲しい男の物語
親の因果がこの報い
という口上では始まる見世物は、私の少年時代のあこがれの的であった
七草のころ、天幕 ...

寺山修司 Syuji Terayama, 文化 culture

寺山修司 天井桟敷

演劇零年・理性とは二流の狂気である。
桜散る散る癩狂院に 姉さん殺した斧一本 血まみれの書簡の 法医学。
文法違反の詩人と少女が乗り込んだ<阿呆船>銅羅だ!汽笛だ!心臓だ!

渋谷区渋谷3-11 ...