映画 Movie
イット・フォローズ It Follows 2014
19歳の女性ジェイ(マイカ・モンロー)が男友達と関係を持ったところ、彼に車いすに縛り付けられ、あるものをうつしたと告げられる。
それは、うつされた者にしか見えない何かがゆっくりと近づいてきて、それに捕まれば死が待ち受けているという恐ろしいものだった。
また、誰かと関係を持つとその恐怖を相手にうつすことができるが、その相手が死ぬと自分に戻ってくるという。
ジェイはいつどこで現れ彼女を追うか知れぬ謎の恐怖に苛まれていく。
アメリカン・スリープオーバー The Myth of the American Sleepover 2010年
デトロイト郊外。新学期を目前に控えた夏の終わり。
マギー(クレア・スロマ)はプールサイドで自分の夏に物足りなさを感じて、もっと楽しい“何か”をするべきではないかと嘆いていた。
翌日には街で開かれるパレードで、仲間たちとダンスを踊ることになっているマギーは、ダンス仲間からその日の夜に開かれるお泊り会=スリープオーバーに招待される。
ところがそれを子供っぽいと感じたマギーは、友達の家へ顔を出す前に、知り合いから教えられた年上のパーティに乗り込むことに。
そこで再会したのは、昼間プールで見かけた年上の男。
その夜、街では他にもいくつかのスリープオーバーが同時に開かれていた。
その中で、ある少年は一目惚れした女性を捜し、別の少女は友達の家で恋人の浮気を知り、青年は恋した双子の少女に会いに行こうとする。
そして夜が更けるにつれ、それぞれのスリープオーバーが互いに交錯し、やがて彼らはそれぞれ探していたものに手が届きそうになるが……。
デヴィッド・ロバート・ミッチェル David Robert Mitchell
アメリカ合衆国の映画監督、脚本家.
1974年、ミシガン州デトロイトに生まれる。
フロリダ州立大学を卒業。
ウェイン州立大学で学んだのち、カリフォルニア州ロサンゼルスへ移り住んだ彼は、長年にわたり、映画のコマーシャルや予告編の編集を手がけた。
2010年、ティーン・ドラマ映画『アメリカン・スリープオーバー』で長編映画監督デビューを果たす。
2014年、マイカ・モンロー主演のホラー映画『イット・フォローズ』を手がける。
溺れるナイフ
東京で雑誌モデルをしていた美少女・望月夏芽(小松菜奈)は、ある日突然父の故郷である浮雲町に引っ越すことになる。
東京から遠く離れた田舎町には刺激がなく、自分が欲する「何か」から遠ざかってしまったと落ち込む夏芽だったが、その土地一帯を取り仕切る神主一族の末裔で跡取りである長谷川航一朗=コウ(菅田将暉)と出会い、強烈に惹かれてゆく。
意地悪で気まぐれでエキセントリックなコウに反発しつつも、彼の発光するような神々しさに心を奪われ、やがて夏芽はてコウを“わたしの神さん”だと思うようになる。
一方、コウもまた田舎では類を見ない夏芽の美しさに自分と同種の力を感じるのだった。
次第に気持ちを通わせていく夏芽とコウ。
だが、火祭りの夜にある悲劇が二人を襲う……。深く傷つきコウと別れてしまった夏芽。
孤独な彼女を救ったのは同級生の大友勝利(重岡大毅)だった。
彼の優しさに癒されながらも、コウに急接近する幼馴染の松永カナ(上白石萌音)に心を乱され、夏芽は行き場を失ってゆく。
そんなある日、夏芽にモデル復帰のチャンスが訪れる……。
5つ数えれば君の夢
文化祭を間近に控えた女子高を舞台に、憧憬、焦燥、衝動といった様々な情景に彩られ、叶わぬ恋に翻弄される5人の少女の切ない青春を叙情的に描き出す。
おとぎ話みたい Like A Fairy Tale
田舎に暮らす高崎しほは、高校3年生。愛と夢のはざま、ひと冬の初恋の記憶。少女の膨れ上がる心は、傷だらけになりながら踊る。
Her Res 〜出会いをめぐる三分間の試問3本立て〜
ちょっとボーイッシュな風貌のみなみと、愛嬌のある顔がどこか周囲をいつも和ませるすみれ。傍から見るとどこにでもいるごく普通の女の子である2人が、どんな出会いをして、どんな状況にいて、どんな決定機を迎えれば、その互いの想いを成就させることができるのか?
あの娘が海辺で踊ってる That Girl Is Dancing by the Seaside / Ano ko ga Umibe de Odotteru
熱海に住んでいる美少女・舞子(加藤智子)は、自意識過剰でAKB48に憧れており、海辺の田舎町では浮いた存在だった。
日本舞踊が趣味の“ホトケの菅原”(上埜すみれ)だけが唯一の友達で、強烈な依存関係にあった。
そんな夏のある日、三味線部の男子生徒・笹谷と古野との出会いが、彼女たちに変化をもたらす……。
山戸 結希 やまと ゆうき Yuki Yamato
山戸 結希(やまと ゆうき、1989年 – )は、日本の映画監督。
愛知県出身。
2012年11月10日からポレポレ東中野にて『あの娘が海辺で踊ってる』を自主配給で上映し、当時無名の新人ながら同館のレイトショー動員を記録するヒットとなり注目を集めた。
同時期に、初の商業作品となるMV『パヒパヒ』で商業デビューを果たした。
その後松本シネマセレクトアワードで「恐るべき子ども賞」を受賞するなどの成果を上げ、期待されるようになった。
言葉を頼りに世界の本当のことを知ったとして、結局世界がどうできているのかを知ることと、世界を生きる意味を得るのはイコールではないということの切実がありました。
そういう言葉のエリアの境界線が前より鮮やかに見えるようになった頃から、映画を撮るようになっていったのですが、初めて映画を撮った時は全然脚本通りにいきませんでした。
現場でのリアリティは脚本とは全く別の源泉から来ているから。
外部的要因が入ってくることで、ネガティブにも、ポジティブにも、思わぬカットが撮れたりしたんですが、そういう偶然性というのは、それまでやっていた哲学=言葉の世界の外から来るもので、ただただ刺激的でした。
もともと明確に女の子に向けて作っているので、最初は同年代の女の子にしか伝わらないだろうとは思っていました。
でも、実際に公開が始まると、かなり年上の男性とかも観に来てくれて、客層がカオスだとよく言われていました(笑)。
自分としては女の子へのシンパシーで撮っているんですが、深くいけばいくほど、男性からしたらワンダーとして見てもらえるところがあるのかもしれません。
アデル、ブルーは熱い色 La vie d’Adèle
デートへ向かう途中、街中ですれ違った青い髪の女性エマに周囲の人とは違う何かを感じる女子高生のアデル。
その後、バーでエマと再会。
エマは画家で、アデルは彼女が持つ独特の感性や大人っぽい雰囲気、知性の高さに惹かれていく。
ノルウェーの森 村上春樹 Norwegian Wood Murakami Haruki
親友・キズキを自殺で失ったワタナべは、東京で大学生活を送り始める。
ある日、ワタナベは偶然にキズキの恋人だった直子と出会い、毎週直子と東京の街を散歩するようになる。
しかし、直子の20歳の誕生日、精神的に不安定になった直子と夜を共にする。
それ以来、ワタナベは直子と連絡がとれなくなってしまう。
さらに喪失感が深まり心を病んだ直子は、京都の療養施設に入所していたのだ。
松山ケンイチ Kenichi Matsuyama
菊地凛子 Rinko Kikuchi
水原希子 Kiko Mizuhara
アル・パチーノ・Alfredo James “Al” Pacino
シシリア移民の子として生まれ、貧しい生活を送る。小さな頃から演技に目覚めて、教師の勧めにより演技高校に入学する一方、劇場などでアルバイトをする。
17歳で学校は退学し、職と転々とするが俳優への想いは熱く、HGスタジオを経て66年のアクターズ・スタジオに入学。
アルパチーノはゴッドファーザーを始め、ギャング的なイメージが強いですが、素朴な人間を演じる彼が好きですね。
JOHNNY DEPP ジョニー・デップ
フロリダで育つ。音楽に傾倒し、ロック・バンド”キッズ”に参加。20歳の時、ロサンゼルスに移るが、バンドが解散。
83年に結婚したメークアップ・アーティスト、ロリ・アン・アリソン(85年離婚)がデップの俳優デビューを助けるため、彼女の友人のニコラス・ケイジを紹介。
Jane Birkinジェーン・バーキン
1946年12月14日ロンドン生まれ。17歳の時グレアム・グリーンの戯曲「彫刻の像」で初ステージを踏む。
「007のテーマ」で知られる作曲家ジョン・バリーの薦めもあり、ミュージカル「パッション・フラワー」で初めて舞台で歌う。
Pulp Fiction パルプ・フィクション ユマ・サーマンUma Thurman
ロサンゼルスの朝、コーヒーショップで不良カップルのパンプキンとハニー・バニーが突然立ち上がり強盗を始める。
2人組ギャング、ヴィンセントとジュールスがボスの命令でだまし取られたスーツケースを取り返しに若いギャング団のアパートに車を走らせ、虫けらのように彼らを殺して出ていく。
ビバリーヒルズコップ Beverly Hills Cop
アワードジャケットはすなわち履歴書である!
デトロイト市警の熱血刑事アクセルは、スゴ腕のエネルギッシュな男だが、度がすぎるあまりいつも上司からは激怒をかっている。
ある日、カリフォルニアのビバリーヒルズで働いている幼な友だちのマイキーが来訪し喜び合った。
彼は高額の債券の束を持っており、それは盗品のようだった。
アウトサイダー outsider
オクラホマ州タルサ。
ここに住む14歳のポニーボーイは、ジョニーとダラスといつもツルんでいた。
彼らは“グリース”と呼ばれるグループのメンバーで、リッチなヤツらが所属する“ソッシュ”と対立している。
ディア・ハンターThe Deer Hunter
アメリカに深い影を落としたヴェトナム戦争の傷跡を、3人の若者の友情を通して描いた傑作。
ハンターとマウンテンパーカー
かっこいいです!
カッコーのすのうえでOne Flew Over the Cuckoo’s Nes
精神異常を装って刑務所での強制労働を逃れた男が、患者の人間性までを統制しようとする病院から自由を勝ち取ろうと試みるという物語です。
映画化に至るまでに監督は非常に苦難の道のりを辿ったと言われています。
刑事コジャックKOJAK
大都会ニューヨークを舞台にし、大げさなアクションや現実離れした美女を排し、地道な捜査活動をじっくりと見せるというリアル志向の刑事ドラマです。
ハットは鬼警部補のトレードマーク
栄光のライダーOn Any Sunday
全米各地で日曜日に開催されている種々のオートバイレースや参加している選手たちの日常を描いており、モトクロスを趣味としていた俳優のスティーブ・マックイーンの映像も収録されている。
タクシードライバーTAXI DRIVER
タンカースとM-65ジャケットで表現されるアメリカの狂気!
ニューヨークの夜を走るひとりのタクシードライバーを主人公に、現代都市に潜む狂気と混乱を描き出した傑作。
ベトナム帰りの青年トラヴィス・ビックルは夜の街をタクシーで流しながら、世界の不浄さに苛立ちを感じていた。
大統領候補の選挙事務所に勤めるベッツィと親しくなるトラヴィスだったが、彼女をポルノ映画館に誘ったことで絶交されてしまう。
ダーティハリーDirty Harry
キャラハン刑事のワークジャケットがいい!
サンフランシスコを舞台に、職務遂行のためには暴力的な手段も辞さないアイルランド系のキャラハン刑事が、偏執狂的連続殺人犯との攻防を繰り広げるアクション映画です。
イージー・ライダーEasy Rider
メキシコからロサンゼルスへのコカインの密輸で大金を得たワイアット(キャプテン・アメリカ)とビリーは、金をフルカスタムされたハーレー・ダビッドソンのタンク内に隠し、カリフォルニアからマルディグラ(謝肉祭)の行われるニューオリンズ目指して旅に出る。
劇中に登場するバイクは、1965年型ハーレー・ダビッドソンでエンジンはパンヘッドと呼ばれるタイプ、排気量は1200ccです。
リアはリジットでサスペンションがありません、けつが痛い。
ワイアットが乗っているチョッパーは、前輪ブレーキが装備されていません、大丈夫??
劇中で登場していたマリファナは本物を使用していた(笑)
さらば冬のかもめThe Last Detail
U.S.NAVYは街着としてもオシャレだ!
ある日、ノーフォーク基地に勤務する海軍下士官バダスキーとマルホールに、罪を犯した新兵をポーツマス海軍刑務所に護送する任務が下った。
その内容とは基地の募金箱から金を盗もうとした男、メドウズを護送することだった。
盗んだ額は僅かに40ドルだったが、募金箱がたまたま司令官夫人が設置した物であった為に懲役8年を言い渡され、青年期の殆どを刑務所で棒に振ることになっていた。
ブルー・ハワイ
エルヴィス・プレスリーが思いきり唄い暴れる明朗な喜劇です。
アラン・ワイスのオリジナル・ストーリーを「さまよう青春」の監督ハル・カンターが脚色し、「G・I・ブルース」のノーマン・タウログが監督しました。
アメリカン・グラフィティAmerican Graffiti
1960年代のサンフランシスコ郊外の町を舞台にしており、アメリカ人の誰もが持つ高校生時代の体験を映像化した作品。
1962年の夏、多くの登場人物が旅立ちを翌日に控えた夕刻から翌朝までの出来事を追う「ワンナイトもの」です。
青春時代の甘味なエピソードが、タイトル通り落書き(グラフィティ)のように綴られます。
理由なき反抗・Rebel Without a Cause
反抗の象徴となった真っ赤なマクレガー!
スティーブ・マックイーン(Steve McQueen)
インディアナ州インディアナポリス近郊のビーチグローブ出身。
父親は曲芸飛行士、母は家出娘でした。
生後6ヶ月の頃に両親が離婚。
母親の再婚と共に各地を転々とするなど環境に恵まれず、14歳の頃、カリフォルニア州立少年院に入ります。
1年半後に出所し、17歳で海兵隊へ入隊。
除隊後はバーテンダーやタクシードライバー、用心棒などで生計を立てます。
1951年、ガールフレンドの勧めで俳優の道を選びネイバーフッド・プレイハウスに入学、アクターズ・スタジオを経てブロードウェイにデビューする。
1956年『傷だらけの栄光』でポール・ニューマン扮するロッキーの悪友役(出演時間は合計して5分程)で映画デビュー、1958年にテレビ出演した『拳銃無宿Wanted Dead or Alive』のヒットにより一躍有名になりました。
マーロン・ブランド(Marlon Brando)
『乱暴者』(1953年)で反抗的な若者を演じ、新しいタイプのスターとして注目を浴びます。
イギリスなどでは、この映画は反社会的とされ上映が禁止されたが、ブランドの革ジャンとジーンズでモーターサイクルにまたがる写真を見た世界中の若者が、そのスタイルを真似るようになります。
そんな若者の中にエルヴィス・プレスリーやビートルズなど、後に有名になるミュージシャンもいたそうです。
台詞を憶えてこない、必ずといっていいほど女性に手を出す、癇癪を起こしてスタッフを困らせるといった筋金入りのトラブルメーカー。
その扱いにくさから60年代半ばから『ゴッドファーザー』(1972年)に出演するまでの彼は「落ち目の俳優」と見られていたようです。
しかし、その圧倒的な威風、迫力、演技力に比肩できる者はまったくおらず、『ゴッドファーザー』でドン・ビトー・コルレオーネを演じてそれまでのマイナスイメージを払拭、以降確固たる名声を確立した(ブランドはビトー役が転機になると確信していたらしく、コッポラが誰を起用しようか検討中の頃、わざわざデモながらも口内に綿をつめて独特のしゃがれ声を表現し、役を熱望したエピソードが残っている)。
台詞を憶えてこないのは変わらず、カンニングペーパーが準備されました。
ジェームズ・ディーン(James Dean)
エデンの東 East of Eden (1955年)
理由なき反抗 Rebel Without a Cause(1955年)
ジャイアンツ Giant(1956年)
コブラ・寺沢武一
最近は同い年くらいの方と話をすると、昔懐かしのトークになる。
この「コブラ」は当時、「スターウォーズ」など宇宙を舞台に展開するヒローものがありましたが、日本ではかなり注目されていました。
明日のジョー
そこいらの連中みたいにブスブスとくすびりながら
不完全燃焼してるんじゃない。
ほんの一瞬にせよ眩しいほどに
真っ赤に燃え上がるんだ。
そして後には真っ白な灰だけが残る。
燃えかすなんか残りやしない…
真っ白な灰だけだ 。
自分を生きる。
最近は人生において、選択肢の多さが目に留まる。
朝、起きてから夜寝るまで、人間はいくつの選択を迫られるのだろうか?
僕は、その時、その時、力加減を考えず、全力青年だった(笑)。
以前、勤めていたサロンで、自分がどこまでできる人間か試してみた事があります。
最後は「血便」が出ました(笑)。
ある意味、人生に一時的に世間から距離を置いて、何かに没頭する時間があっていいと思います。
野球、サッカー、仕事なんでも。
何かの分野で、誰にも負けない、自分がやりきった時間はその後の人生の大きな「根」になると思います。
アルチュール・ランボーArthur Rimbaud
『太陽と月に背いて』(たいようとつきにそむいて・Total Eclipse)は1995年制作のイギリスの映画。
フランス文学史上、類まれなる才能を持った詩人・アルチュール・ランボーと、同じく詩人であったポール・ヴェルレーヌとの破滅的な愛と魂の交感を描き出す作品です。
パリ・コミューン崩壊後の1870年代フランス、パリ。
新進気鋭の詩人として注目を集めていたヴェルレーヌの元に、一通の手紙が届く。
そこには、無名の田舎青年の、衝撃的な詩が書かれていました。
そして彼らはパリで出会うことを約束する。
列車で上京してきたのは、まだ20歳にも満たないアルチュール・ランボーでした。
汽車はふたたび故郷へ・Chantrapas・オタール・イオセリアーニ
2月18日から公開の旧ソ連、グルジアが舞台の映画作家ニコが、自由な映画製作を求めてパリに行くが、興行収入のみのプロデューサーが待っている。
高円寺はCM、アニメ、映像関係のお客様が多くいます。
そこで聞かされる、商業主義のみの現代の壁。
世界中同じだな、と思いました。
当時のグルジアは職業が決まっていたようです。
日本のように自由に選択はありません。
農民・貴族・アーティスト・商人。
貴族や商人は自分が所有してる召使と同じように、実は貴族自身も”召使”です。
アーテイストは自らの思想・生き方を貫くことができます。
映画作家のように華やかと思われる仕事が実は地味であって、悲しいものでもあるということです。
興行成果が中心の世の中で、自分のメッセージを明確に伝えられる頑固さを持った映画作家は、まれな存在です。
主人公のニコは圧力に抵抗します。
権力は一時的。
思想は永遠です。
グルジアはソ連の圧政下に置かれていました。
レーニンやスターリンのような権力者は忘れられるでしょう。
芸術家は永遠です。
権力者の背後には必ず犯罪が見え隠れします。
不正に蓄財した人は絶えず良心がうずきます。
彼らは幸福ではありません。
そこには打算があり、高貴さに欠け、そういう人生は生きる屍です。
本当に生きるためには真面目な事をすべきでしょう。
ドラゴン・タトゥーの女 The Girl with the Dragon Tattoo
このビジュアルはアメリカンだなぁ。
僕は「蛇にピアス」も原作本が好きだ。
村上龍の「限りなく透明に近いブルー」。
J・エドガー・レオナルド・ディカプリオ J. Edgar Leonardo DiCaprio
本物の表現が好きです。
僕は福山雅治やディカプリオなどハンサムな人間や、美人な人ほど高い人間力が必要だと思っている。
クリント・イーストウッド監督は過去6年もの間、レオナルド・ディカプリオのキャリアを注視してきたという。
「映画スターになると、過去に成功した作品と同じような企画ばかりオファーされるようになる。しかし、レオはことごとく期待を裏切る選択をしている。今の立場ならアメコミ映画でもやって、とんでもないほどの富を築くことができるのに、常に新しいハードルを見つけていく。レオを見ていると、かつての自分を見ている気になるよ」
レオナルド・ディカプリオは作品選びに異常なほど時間をかける役者として知られている。しかし、本人によれば、好きで慎重になっているわけではない。
「俳優としてキャリアをうまく築いていくためには、商業的な要素が絡んだ映画をやらなきゃいけないってことは分かっている。でも、あいにくそっちの分野で素晴らしい脚本はめったにない。『インセプション』のあと、次の出演作を必死に探したけれど、この映画に巡り合うまで1年半もかかってしまった。ハリウッドで資金が簡単に集まる映画っていうのは、『J・エドガー』のようなドラマ映画じゃないからね」
フィルモグラフィを振り返れば、彼が良質な映画だけを追い求めていることは明白だ。
「実は自分の出演作がどれほど儲けたのか知らなかったんだ。30代になってプロデュースを始めてから、ビジネスとしての映画のことを知るようになったけれど、役者としてのスタンスは変えていない。商業的な成功を追い求めたところで、いずれ壁にぶつかると信じてるからね」
娯楽性重視の大衆向け作品を、アメリカでは多少の蔑みをこめて“ポップコーン映画”と呼ぶ。
誰が命名したのか不明だが、メッセージ性や知的な要素を排除し、現実から逃れ、刹那の気晴らしを提供するスペクタクル作品を、高カロリーで栄養価の低いポップコーンに喩えるとは見事です。
最近のハリウッド作品の大半が、“ポップコーン”化してしまったこと。
世界市場の拡大とリスク回避のために、近年、スタジオの重役たちは対象年齢を低くした娯楽大作ばかりにゴーサインを出すようになってしまったのでしょう。
ウェス・アンダーソン Wesley Anderson
『ホテル・シュヴァリエ』
ナタリーポートマンのショート・ヘアスタイルがグッときます。
映画監督、ウェス・アンダーソンという人のカメラアングル、カット割りとても好きです。
肝心の映画は一度も見たことないですが。
「ダージリン急行」という名前も詩的な雰囲気。
セルジュ・ゲンスブールSerge Gainsbourg
やせ細ったエルヴィラは悲しみに震えながら
不貞の恋人ドン・ジュアンに寄り添って
もう一度あの微笑を見せて欲しいと懇願する
かつての甘い日々を思い出すよすがにと
(ボードレール・地獄のドン・ジュアン)
先日、文化村にて映画を見ました。
「ゲンスブールと女たち」