絵本 Picture Book

クェンティン・ブレイク Quentin Blake

1932年、イギリスケント州生まれ。
ケンブリッジ大学卒業、チェルシー・カレッジ・オブ・アート・アンド・デザインで絵画を学んだ。

ディック・ブルーナ Dick Bruna

オランダのグラフィックデザイナー、絵本作家です。
ナインチェ・プラウス(うさこちゃん、ミッフィー)やブラック・ベアの生みの親として知られています。
パブロ・ピカソやアンリ・マティス、フェルナン・レジェ、デ・ステイルなどに影響を受けた、パッと一瞬で引きつけるようなシンプルな線と明解な色彩「ブルーナカラー」で独自のスタイルを確立。

バージニア・リー・バートン Virginia Lee Burton

(1909~1968)
1909年8月30日アメリカ・マサチューセッツ州生まれ。
8歳のときカリフォルニアに移住。
16歳のときカリフォルニアの美術学校の奨学金を獲得。
カレッジには行く気になれなかったので、地元カリフォルニアでバレーの先生に。
スクールに行くまでに当時橋がなかったために、フェリーや電車を乗り継ぎ最低でも2時間を通勤に費やしていた。その間乗客などをスケッチしていたことで、のちに仕事にもしている。その他にもライフセーバーをしたり、水泳のインストラクターをしたり多才であります!

トミー・デ・パオラ Tomie de Paola

トミー・デ・パオラ Tomie de Paola  
1934年、アメリカ、コネティカット州生まれ。 ブルックリンのプラット・インスティチュートに学んだのち、カリフォルニア芸術工芸大学に進み、美術学修士号を取得。 1976年「Strega Nona」でコルデコット賞オナー賞受賞

ヘンリー・ダーガー Henry Darger

ヘンリー・ダーガーは、1892年から1973年まで生きた画家である。

「ダーガー」の発音がさだかであるかは知られていない。生前、ヘンリー・ダーガーの隣人であった方ですら彼の名前の発音を知らなかった。彼は類い希な孤独者だったのである。
ヘンリー・ダーガーは、4歳になる前に母親と死別している。妹は里子に出されたことで離ればなれとなり、ターガー自信は足が不自由だった父のもとで育った。
ターガーはきわめて知的で頭がよかった。小学校のとき、1年から3年まで飛び級した。読書好きで本の虫であった反面、友人関係や周囲の人間とのコミュニケーションはうまくとれなかった。
実際、8歳で父親が体調を崩しカトリックの学校に入れられた時、ダーガーは周囲とうまくなじめず退学を余儀なくされている。
12歳になると、感情生涯ときめつけられ(これは誤謬であったとされる)、知的障害児の施設へと移されることになる。15歳で父の死の知らせを聞き、翌年には施設を脱走。聖ジョゼフ病院の掃除夫の仕事を得、73歳で強制的にやめさせられるまで掃除人として働いた。
そのかたわら、夜間には小説を書き、絵を描いた。小説よりも、本文に添えられた挿絵のほうに現在では評価が高まっている。ただし、本人はそれを作品として見なしたことがなかった。死の際、彼はすべての自分の書いたものを焼却するよう望んでいた。
僕は彼のような生き方も、芸術家としては素晴らしい生き方だと思う。
純粋に、自分の世界を生きた人。
職業にしてしまうと、世間に惑わされたと思う。
有名になる、お金が入るなどは芸術とは程遠い存在。
日本における山頭火であり、尾崎放栽であり、フランスにおけるゴッホである。

ターシャ・テューダーTasha Tudor

彼女の描く絵は「アメリカ人の心を表現する」絵と言われ、クリスマスカードや感謝祭、ホワイトハウスのポスターによく使われています。
50歳代半ばよりバーモント州の小さな町のはずれで自給自足の一人暮らしを始め1800年代の農村の生活に学び、彼女の住む広大な庭で季節の花々を育て続けるライフ・スタイルで生涯を全うしました。

アンドレ・ダーハン Andre Dahan

1935年、アルジェリア生まれ。
フランスの国立パリ工芸学校卒。
パリ装飾美術学校で美術を教えるかたわら、イラストレーターとして活躍。
1987年に、初の絵本『ぼくの ともだち おつきさま』を出版。

ピーター・シス Peter Sis

1949年、旧チェコスロバキアうまれ。プラハの美術工芸学校と、ロンドンのロイヤル・カレッジ・オブ・アートで学びます。
フィルムメーカーとしてそのキャリアをスタート。
アニメーションで、西ベルリン映画祭金熊賞、トロント映画祭でグランプリなどを受賞します。

アロイス(アロワ)・カリジェ Alois.Carigiet

スイス・グラウビュンデン州の小さな村トルンで農家の息子として生まれ。
1911年から州都クールに転居。地元のアトリエで徒弟として働きながらアートの基礎を学びました。
チューリヒでグラフィックデザイナーとして活動するかたわら、劇場の舞台監督などの仕事にも活躍し、多彩な才覚を発揮することとなりました。

エリック・カール Eric Carle

ニスを下塗りした薄紙に指や筆で色をつけた色紙を切抜き、貼りつけていくコラージュの手法が特徴です。
鮮やかな色彩感覚によって「絵本の魔術師」といわれます。
彼の作品の数は、すごいです。
すべてに言えますが、数は人を説得できますし、敵わない。
作り続けるとは、忍耐、勇気、努力、想像力が備わります。
素晴らしいですね。