1970年代カルチャー

1979年 派手&奇抜な衣装で踊る 竹の子族

踊る若者、竹の子族の元祖は新宿のディスコを追われ、原宿へ大移動。
ファッションは「ブティック竹の子」のオリジナルハーレムスーツ。
踊っているところをスカウトされデビューした芸能人も多いことを考えると、美男美女が多かったのでしょう。

1977年 フィフティーズスタイルで踊るローラー族

歩行者天国で、ラジカセを中央に置き、輪になって踊る。
当時は踊るツッパリと言われた。
男性はボウリングシャツやスタジャンにリーゼント、女性はポニーテールにプリント柄のギャザースカートというアメリカンフィフティーズスタイル。
「クリームソーダ」の服を着ることがステイタス。
流行のきっかけは、75年解散コンサートを開いたキャロルともいわれる。

1976年 ブランド志向のコンサバスタイル ニュートラ

「女性らしさ・大人っぽさ・品の良さ」がうりの神戸・山の手で生まれたコンサバなお嬢様ルック。
雑誌「anan」がニュートラと命名し特集を組んだことで全国的に広まる。
また、75年に雑誌「JJ」が創刊され、ニュートラ女性たちのバイブルに。
80年初頭にはブランド志向がより強い「JJガール」に発展した。
同時期に発生したハマトラはブランド志向はありつつも、ニューと他に比べカジュアルな印象。

1975年 カリフォルニア&湘南が憧れ 陸サーファー

陸サーファー
76年に創刊された雑誌「POPEYE」が仕掛けたスポーツファッションブームから生まれた一つ。
カリフォルニアのサーファーに憧れ、「実は恰好だけサーファーです」というスタイルがお洒落な私立大学生を中心に広まり、80年前後には陸サーファーが街にあふれるほどのムーブメントに。
76年にデビューしたサザンオールスターズに衝撃を受ける。
色あせた花柄シャツにフレアパンツを合わせるなど、スタイルも真似た。
チャーリーズ・エンジェルに出演するファラ・フォーセット。
ゴージャス感のあるサーフカットが注目された。

フランソワーズ・サガン Francoise Sagan

サガンの黒い瞳
フランソワーズ・サガンが黒い瞳を絶賛
マスカラたっぷり&赤い口紅で、黒い瞳が際立つ知的で女っぽいメイクがモード界を席巻した。

夏はこんがり日焼け 南沙織

60年代後半から白肌主流が、徐々に覆され始める。
こんがり肌の南沙織のように、夏はカジュアルなファッションに似合う小麦肌志向がおしゃれという風潮に。

民族調メイク Folklore make up

パンタロンスタイル、1970年代のヒッピースタイル
パリではインド・アラブ風のメイク流行りました。
NYでは切れ長の眼もとがポイントの中国メイクが多賑わい!

カットが光るヘアスタイル 麻丘めぐみ 天地真理

ロングは麻丘めぐみのセンターパートの姫カット
天地真理のレイヤーカットは「段カット」と呼ばれロンドンやNYからやってきた。

和顔のナチュラルを学ぶならこの年代

ヒッピーからの流行開花。
60年代後半、先進国の反体制運動からヒッピー、若者文化が席巻。
この流れで急増するのが、茶色のペンシルでほほに点を描くそばかすメイク。
髪形では、2つに分けて低い位置でお団子にしたシニオンアレンジもちらほら。
ネイルはストライプや派手色を使ったサイケデリックなデザインも。