Stanislav Szukalsk スタニスラフ・ズカルスキー

『ズカルスキーの苦悩』

「“人間は量と質の間で苦悩する”という言葉に、ガツんとやられました」。
と、熱を帯びて話すのはアニメーションアーティストの山田遼志さんだ。
社会の不条理を巧みに描く作風が評判を呼び、King Gnu、WONK、SIRUPなどのMVにも携わる。
歴史学者の両親の影響で、東欧諸国のアートにも触れてきた。
ドイツ留学時に、ポーランド出身の彫刻家で画家のスタニスラフ·ズカルスキーの生涯を追ったドキュメンタリーを鑑賞。
「祖国とアメリカを往来する芸術活動の傍らで、世界の古代文明も研究。
人類の起源に迫る彼は、 事故に遭った父親の遺体を解剖します。
その経験を活かして彫刻も始める。
創造のために常軌を逸脱する姿に驚きつつも、眩しい。
戦前のポーランドで信念を貫いたことで、外国でのキャリアは崩壊。
それでも己の道を進む。
もう、数十回は観ていますが、まだ阻噌できない。でも、彼のまっすぐさに何度も胸を打たれています」
監督:イレクドブロヴォルスキー 撮影:ロムアルド·レヴァンドフスキ 音楽:アモッツ·プレスナー
プロデューサー:レオナルド.ディカプリオ、ジョージ·ディカプリオ

ズカルスキーの苦悩
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LA在住のアーティストたちが語るポーランド人彫刻家、スタニスラフ・ズカルスキー。
忘れ去られた狂気の天才の生涯と作品に込められた驚きの発想が、今明らかに。