スター・ウォーズを形作った,4つの名作を振り返る。

1977年の 『スター·ウォーズ』で活躍することになる特撮 マンやクリエイターが、まだ無名だった70年代前半。
それは、SWの誕生を予言するような時代でした。
最も象徴的なのは、『遊星からの 物体X』や『ハロウィン』を撮った ジョン·カーペンター監督のデビュー作『ダーク·スター』。
遡って、 ジョージ·ルーカスは南カリフォルニア大学(USC)時代に製作した短編映画で短編映画でフランシス·フォード· コッポラに見初められ、『アメリカン·グラフィティ』からSWへのきっかけを作る。
当時のルーカスの後輩が、ジョン・カーペンターやダン·オバノン。
彼らは同じくUSCで『ダーク·スター』のルーツともいえる短編を製作している。
ミレニアム·ファルコンがワープする時、正 面から放射状に星が流れる象徴的な宇宙シーンは、ダン·オバノンがル ーカスに呼ばれて監督したカットで、 彼が『ダーク·スター』で初めて使った表現でした。
72年の『サイレント·ランニング』 もSWを語るのに外せない作品。
これは、 『2001年宇宙の旅」特撮監督で『未知との遭遇』や『ブレードラーンナー』のダグラス · トランブルの 初監督作品。
クルーにはSWを手がけるジョン·ダイクストラや、『ブーレードランナー』で活躍するリチャ ード·ユーリシッチがいた。
劇中のロボットは、傷夷軍人のような人を使うデザインにしようというところから始まっていて、これがR2-D2の原点といわれています。
また、7年のフランス映画『バーバレラ』も、SWにないものが全部 あるという意味で必見の作品。
妻のジェーン·フォンダを主演に、旦那のロジェ·ヴァディム監督のエッチ 心と、センスの良さが結晶。
次々と着せ替え人形のように替わるコスチュームやセットのデザインの美しさ。
彼女が持つ銃も、それまでの映画にはなかった奇抜さ。
SWの対極にあり、まだこれを超えるようなセクシーなSF映画は出てきていない。
武器では、56年の『禁断の惑星』 にも注目。
『バーバレラ』もそうで、レーザー光線を発射する流線形の銃は、それまでの”SFっぽさ” の象徴だった。
その後、実在のピストルにアタッチメントやアクセサリーをつけて、リアルかつSFチックに見せるということをやったのは、 SWが初めて。
以降、クレバーなSF映画は、変にデザインしないでカッコ良く見せる方向にシフトしていくが、当時はいまと全然違う未来を見せることに一生懸命だった。
煙を焚いたり、雨を降らせたり、リアルさを追求するために創意工夫
し、発明しながら映画を作ったSFXの時代。
それを経ていまがある。
ピアノ線が見えてる、なんてツッコミ始めたら終わらない。
まずはすべてを許容して、寛大な気持ちでご覧ください。

Star Wars: Episode I – The Phantom Menace
https://www.youtube.com/watch?v=W7oFYfxWsFg
Star Wars: Episode 2 – Battle of Geonosis
Star Wars Episode III: Revenge of the Sith
Star Wars Episode IV: A New Hope
Star Wars Episode 5 The Empire Strikes Back
Star Wars: Episode VI – Battle Over Sarlacc
Star Wars: The Force Awakens
Star Wars: Episode 8: The Last Jedi
Star Wars: The Rise of Skywalker