T2 Trainspotting トレインスポッティング2
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1 イギー・ポップ – ラスト・フォー・ライフ(ザ・プロディジー・リミックス) / Iggy Pop “Lust For Life (The Prodigy Remix)”
2 ハイ・コントラスト – ショットガン・マウスウォッシュ / High Contrast “Shotgun Mouthwash”
3 ウルフ・アリス – シルク / Wolf Alice “Silk”
4 ヤング・ファーザーズ – ゲット・アップ / Young Fathers “Get Up”
5 フランキー・ゴーズ・トゥ・ハリウッド – リラックス / Frankie Goes To Hollywood “Relax”
6 アンダーワールド・アンド・ユエン・ブレムナー エヴェンチュアリー・バット(スパッズ・レター・トゥ・ゲイル) / Underworld and Ewen Bremner Eventually But (Spud’s Letter to Gail)
7 ヤング・ファーザーズ – オンリー・ゴッド・ノウズ / Young Fathers “Only God Knows”
8 ダッズ・ベスト・フレンド ザ・ラバーバンディッツ / The Rubberbandits “Dad’s Best Friend”
9 ブロンディー – ドリーミン / Blondie “Dreaming”
10 クイーン – RADIO GA GA / Queen “Radio Ga Ga”
11 RUN-DMC VS ジェイソン・ネヴィンス – イッツ・ライク・ザット / RUN-DMC vs. Jason Nevins “It’s Like That”
12 ザ・クラッシュ – ハマースミス宮殿の白人 / The Clash “(White Man) in Hammersmith Palais”
13 ヤング・ファーザーズ – レイン・オア・シャイン / Young Fathers “Rain Or Shine”
14 ファット・ホワイト・ファミリー – ホワイテスト・ボーイ・オン・ザ・ビーチ / Fat White Family “Whitest Boy On the Beach”
15 アンダーワールド – スロー・スリッピー / Underworld “Slow Slippy”
トレスポの90年代は、「70年代~80年代の空気をいっぱいに吸い込んだ90年代」なのである。使われていた音楽が90年代の音楽だけではなかったこと、それどころかフタを開けてみれば映画の中心を占めていたのは70年代、80年代の音楽であったことが、今となればなおさら大事なことに思える。もし「トレスポ」が「90年代の空気を~」なんていうキャッチフレーズでもって劇伴を当時の若手ミュージシャンで固めていた映画だったら、当時の成否はさておき、今こうして続編が作られることはなかっただろうと思う。「トレスポ」の音楽。ブラーそしてデーモン・アルバーン。デーモンと付き合っていたと話題にもなったヴォーカリスト、ジャスティーン擁するエラスティカ、そしてアンダーワールド。旬のアーティストは確かにいた。しかし彼らを大事に起用しながらもそれは入り口であって、その奥には70年代、80年代の名曲達が待っていたのだ。その重みが単なる流行りの映画を、時代を超える名作にまで押し上げたのだ。