白髪染め カラーの種類

カラー剤の種類・ヘアカラー(永久染毛剤)・ヘアマニキュア(半永久染毛剤)・一時着色料・脱色剤・脱染剤

ヘアカラーには明るくする、暗くする、白髪を染めるといった用途により種類があります。
頭皮の状態やダメージ、髪質、仕上がりのイメージによって使い分けられます。

ヘアカラーリング剤の分類と特徴

永久染毛剤(ヘアカラー・白髪染めなど

ヘアカラー(永久染毛剤)【医薬部外品】
永久染毛剤

永久染毛剤は、染色力や持続力が、もっとも高いカラーリング剤です。
いわゆる「おしゃれ染め」や「白髪染め」などのヘアカラーやヘアダイとよばれる「酸化染毛剤」が一般的です。
酸化染毛剤は、主成分のひとつであるアルカリ剤によって、髪のキューティクルを開いた後、酸化染料を浸透させ、化学変化によって発色させるものです。
しかし、体質や皮膚状態によってはかぶれを起こしてしまうことがあるため、酸化染料を使用する染毛剤ではアレルギーに注意しなければなりません。

半永久染毛料(ヘアマニキュア・カラートリートメントなど)

ヘアマニキュア(半永久染毛剤)【化粧品(染毛料)】
ヘアマニキュア

半永久染毛料は、髪の表層面に近い内部までを染めることができる染毛料です。
酸性染料を使用して一度に染色するヘアマニキュアや酸性カラーのほか、HC染料などを使い、複数回の使用で徐々に染めていくカラートリートメントなどがあります。
髪へのダメージは、永久染毛剤よりは少なく、染料によるアレルギーもほとんど見られません。
色持ちは2~3週間程度で、使用を中止することにより徐々に色落ちし、元の髪の色に戻ります。

一時染毛料(ヘアマスカラ・ヘアカラースプレーなど)

ヘアカラー 髪の毛の構造 コルテックス 永久染毛剤 一時着色剤
一時着色剤

一時染毛料は、顔料によって髪表面を着色し、使用したときだけ一時的に髪の毛の色を変えるものです。
毛髪着色料ともよばれ、一般的にヘアマスカラ、ヘアカラースプレーなどと呼ばれているものがこれにあたります。
髪の内部には浸透せず、シャンプーで洗い流すと元の髪色に戻ります。

脱色剤・脱染剤(ヘアブリーチなど)

ブリーチ(脱色剤)【医薬部外品】
脱色剤

脱色剤・脱染剤は、髪の毛の色素を脱色するものです。
髪にもともと含まれているメラニン色素を分解する脱色剤と、染めた酸化染料などの色素を抜くことを目的とする脱染剤とに分けられます。