白髪染で明るい髪へ (茶髪)

美容師さんに白髪染めだと明るい茶色にするのは難しいです、と言われたり、どうしても黒に近い 茶色にしかできません、と言われて諦めている人も多いと思います。

  • 白髪染めで明るい髪にしたい、しかし、いつもかなり黒い茶色に染まってしまう。
  • 白髪染めの施術をしたら、希望よりも暗くなってしまった。
  • 白髪は少ないけど黒染めは抵抗がある、明るい色で白髪も黒髪もカラーリングがしたい!
  • 白髪染めでも、透明感のある外国人風カラーもしてみたい!


顔の印象が黒髪だと大人しく、地味に見られてしまう。
髪を明るくことによって、印象を明るく、明るい服装に合わせたいと望む方が多くいます。
黒髪と白髪を均一に染めることが難しいポイントは、メラニン色素が多い黒い髪とメラニン色素が全くない状態の白髪を均一にすることです。
この疑問点を理解する前に予備知識で必要な方は、次の記事を読んでください。

髪には様々な色や明度がありますが、それらはすべて、赤・青・黄の3つの色素(色の3原色)の組み合わせでできています。

ブラウンコントロールの考え方

ヘアカラーの仕組みは、メラニン色素の分解とカラー染料の発色の組み合わせでできています。
毛髪全体のレベルが揃っているバージン毛であれば、1種類でうまくいくように設計されています。
既染毛は根元から毛先までレベルの違うアンダートーンになっている為、1色で対応しようとすると、色が揃いません。
既染毛はレベルによって色素量が違います。
5レベルの根本新生部には、メラニン色素が100%、既染部は12レベルで約50%、毛先褪色部15レベルでさらに半分のメラニン色素というイメージです。
色素量が根元・中間・毛先で不揃い状態の髪の毛に、一色の同じカラー剤を染色しても、色はそろいません。
それぞれのレベルに合った、不足するメラニン色素を補う必要があります。
中間・毛先部分のアンダートーンに合わせた色素を補充し、根本新生部はリフトアップしてメラニン色素を削ります。
グレーカラー剤は、髪の中の色素がない白髪を染めるために、染料の多いブラウンベースのカラー剤になり、ファションカラー剤は、メラニン色素を多く脱色することができるアルカリを多く含み、色素がクリアな染料のカラー剤になっています。