髪質改善・酸熱トリートメント
①ケアから始まるデザイニング
・髪の毛をケアすることでデザインの再現性を高めます。
②酸熱トリートメントが出来る事
・20代、30代のデザイン重視の世代
クセとパサつき、硬さを抑えてツヤ感をプラス
・40代からの髪質トラブルの改善重視の世代
クセでダメージのある広がりやすい状態を改善したい
ふくらみやすい細毛をタイトにつやを出したい
水分を含んだしっとりとた保湿、しっかりと健康的に
“ヘアカラーと酸熱” デザインプランの提案で健康な髪を育てます
毎回の白髪染めやお洒落染めのたびにブリーチ作用の強い薬を根元から毛先に塗布するのではなく、根元のみケミカルの強い薬を塗布し、酸熱トリートメントでCMCの補充、キューティクルを育て健康毛に近づけます。
エイジング毛と酸熱トリートメント
白髪以外では「ハリ・コシ・ボリュームがない・ツヤがない」といった悩みが年齢とともに増化します。
「うねりのある毛髪ほどツヤがない」
強いうねりが現れる頻度は、10代の36%から60代の75%へと年齢とともに増えています。
加齢とともに髪のうねりは強くなり、それにともなってツヤも低下してくることになります。
うねりの強い髪と直毛とは、どのような違いがあるのでしょうか?
1本の髪は大きくわけると3つの層からできています。
外側からキューティクル、コルテックス、メデュラです。
美しい髪を意味するキューティクルは一番外側にあるため、傷つきやすく、髪のツヤや感触を大きく左右します。
しかし、髪のうねりの原因はこのキューティクルではありません。
内側のコルテックスという細胞の構造に関係しています。
1本の毛髪はコルテックスが束になったもので、1つ1つのコルテックスの中には縦方向に繊維が走っています。
この繊維が並行に並んでいるか、ねじれて並んでいるかの違いによってコルテックスは2種類に分けられます。
くせ毛は水分で膨張しやすい
パーマやカラーによるダメージ、加齢による髪内部のコルテックスに偏りが生じることで「うねり」「ツヤのなさ」「パサつき」が気になってきます。
髪の毛の性質上、湿気(水分)を含むと膨らむという特徴があります。
特に、加齢によって髪の内部のコルテックスに空洞ができると、より空気中の水分を取り込もうとする働きが強まります。
それで、髪のうねりやクセが強調されてしまい、結果的に髪がまとまりにくくなります。
普段のスタイリングでは、空気中の水分や湿気から髪を保護するために、油分の多いヘアケア剤で髪を包み込んであげることが大切になります。
酸熱トリートメントでエイジング毛をどのように改善?
酸熱トリートメントにはグリオキシル酸、レブリン酸、サリチル酸があります。
その中で、グリオキシル酸は毛髪内部のケラチンタンパク質に反応して架橋し(くっつく)、毛髪の形状を整えてくれます。
ここで、健康な髪はコルテックスの密度が高く、隙間がありません。
- 健康な場合→疎水性
- ダメージ毛→親水性
くせ毛やダメージ毛は膨張しやすいのです。
酸熱トリートメントを塗布後、高温のストレートアイロンで水分を髪の毛から完全に抜くことによって、各酸が結合(架橋)を形成していきます。
グリオキシル酸 → イミン結合 水素結合を形成します。
イミノ結合とはキューティクル間CMCの強化、キューティクルとコルテックス間のCMCの強化、コルテックスCMCの強化につながります。
水分、油分、たんぱく質がイミノ結合により、健康毛に近い状態で留まっていきます。
その結果、酸熱トリートメントで髪を改善できるポイント
還元剤(縮毛矯正)を使わないで髪の毛のクセを改善できる。
髪の毛を疎水性に傾ける(擬似健康毛)。
髪の毛にハリコシがでる。
酸熱トリートメント施術工程
③ラメラメトリートメントの組み合わせ、疎水結合でより健康的に
共通成分のジカルボン酸配合
髪の毛の強度を守りながら、ダメージの補修を同時にします。
- ジカルボン酸(フマル酸・コハク酸・マレイン酸)毛髪補修成分 プレックス系と似ています。
- ケラチン・セラミド・ぺリセア CMC成分
- メドウフォーム-δ-ラクトン ダメージホールを埋めてくれる成分
リキッドタイプ・クリームタイプ・ジェルタイプ質感が変わります。
- リキッドタイプ 潤いのある、サラサラ感を表現
- クリームタイプ 柔らかさを出しながら、しっとり感を表現
- ジェルタイプ 弾力があり、しっかり感を表現
ダメージホールの補修
ダメージホールができると、水分が入ったり抜けたりします。
そこで、代わりとなるPPTを補い、疎水化をしていきます。
高分子PPTを使ってダメージホールからPPTを抜けづらくしたり、アルキル化PPTで油分をシリル化PPTでシリコンでコーティングして疎水化をします。
健康な髪の毛の状態は水分・油分・タンパク質が均等に整った状態をラメラ液晶構造と言われ、その状態に近づけていきます。