白髪の割合で「隠す」から「生かす・共存する」
白髪率が30%、40%を超えてから白髪を生かすデザインへ移行
- 白髪率20%以下の方で、ファッションカラーの経験が少なくしっかりと白髪を染めたい(7レベル以下)人のヘアデザイン
- 白髪率20%以下の方で、ファッションカラーの経験があり明るく(8レベル以上)明度で白髪を染めたい人のヘアデザイン
- 白髪率30%以上の方で白髪を生かすヘアデザインへ移行したい方で今まで暗い白髪染めをされている方は、ベースの既染部を明るくしていくには1年以上の期間を必用とします。
白髪率10%~20% 白髪を隠しにくく生かしづらいゾーン
ワンメイクでの対応から徐々にハイライトが必要になってきます。
白髪率10%程度までは、パッと見だと白髪は目立たないが、少ないからこそチラホラあるのが気になってしまう。
10%以下であれば、 ファッションカラー剤でもほぼカバーできるが、それより少し増えてきた場合は、 加減法の活用が有効になります。
そして20%くらいになった辺りから、 白と黒を馴染ませるウィービングハイライトが必要になります。
ただし、 ハイライトを入れる量は、白髪が気になる部分中心に少なめでOKです。
また、黒髪も多くベースの明度が明る過ぎると根元のプリンが気になりやすいため、6〜7レベルが目安となります。
白髪率30% 白髪を隠しにくく生かしやすいゾーン
生かすには白髪率が低い為ウィービングハイライトを入れ白と黒の差をぼかす方法が必要。
白髪を生かすデザインにはウィービングハイライトが必要なゾーン。
白髪率が30%に寄ってきたら、必然的にホイルを入れる量が増えるため、ベースの明度も7~8 レベルに上げるとより透明感が出やすくなります。
また、ハイライトのオンカラーもしっかり染めるより、 薄めのトーンを目指します。
白髪率40%白髪を隠すよりも生かした方がいいゾーン
ベースの明度を徐々に上げ必要に応じてローライトも使う
白髪の発生場所がまばらなケースも多くなって、 白髪が多くて明るいところと、少なくて暗いところの差が出やすいので、その明暗のバランスをコントロールする必要がでてきます。
暗い場所にはハイライト、白髪率が高い明るい所はローライトも必要になります。
ベースの明度は8〜10レベルくらいに上げていきます。