八ヶ岳南麓のSUNDAYS FOOD サン デイズ フード

八ヶ岳南麓の入り口ともいえる北杜市長坂ICを降りてからすぐの高根町五町田。
テラス席からは八ヶ岳の山々がそびえたち、吹き降ろす涼しげな風は東京で30度を超えている夏でも、湿度のない日陰にいると気持ち良い風が身体をくぐり抜けます。

お好み焼きを中心にした焼き物とナチュラルなワイン。
おかれている机や椅子は白い壁と八ヶ岳の自然にそのまま溶けこんでいる。
食と音楽などの文化的交流のハブになるような場所にしていきたいとオーナーの神戸出身の大給亮一は考えていらっしゃる。


ミュージシャンの森ゆにさんと田辺玄さんとも交流があります。
sundaysfoodではパンとデザートにもとても力をいれています。
カンパーニュはフランス粉、ライ麦粉、全粒粉をバランスよく合わせ香り豊か。
蜂蜜がほんのり甘くクルミとレーズンがたっぷり入っています。
僕は本当の地方再生はその土地で生まれ、触れ合う人々や自然に囲まれ魅力的なお店に地元の人や県外からも訪れ、人の何気ない優しさを感じられる地域が出来れば自ずと人はその土地に根を張り花を咲かせるものだと思っています。


僕は1990年に北海道から東京に美容師になる為に生活の場所を移しました。
時はバブルでアジアで早くに高度成長期の恩恵を受けて、モノと人とお金で溢れていた。
都会は眠らない東京でサラリーマンが夜遅くまで仕事をこなし、ジャパン・アズ・ナンバーワンをもとに企業は時価総額世界でもトップテンを独走していた。
僕も美容師になって32,3歳くらいまでほとんど12時前に家に帰った記憶がありません。
しかし、多くのお客様に触れ人生のあり方を考えるようになりました。
特にフランス人の前向きな陽気さには教わることが多かった。
もともと僕が北海道出身の性質があったのか、本当はこんなに切り詰めたような人生が好んでいたのか疑問を持ち、自分のお店を持ってからいろいろなお店に伺うようにしています。
SUNDAYS FOODさんは本当に地域に愛され、この街に生まれ育つ人に多くの幸せの時間を共有できるプラットホームだと思います。