2000年代カルチャー
裏原系
裏原系
90年代初頭、今でこそ裏原系と言われる場所でストリートブランドがデビューしていく。
行列ができる人気店も生まれ、それまで静かだった街の風景が変わった。
雑誌「Cutie」でスタイリングするソニアパークの世界観に若者は衝撃を受ける。
1990年以降はストリートカルチャー全盛の時代に!
80年代のブランド至上主義とは真逆のストリートが盛り上がったのは、やはりバブル崩壊による経済不安が原因なのか?
ストリートに根ざした若者が思い思いのスタイルを楽しみ、うっかり街で雑誌の取材を受ければ自分が発信者になりうる可能性だってある。
唇コンシャスなメイクへ移行
目元がライトになるにつれ、メイクの主体は唇へ。
モード誌でも活躍する水原希子や、アラフォーを中心に憧れ表票が集まる井川遙など、ふっくらリップの美女人気も手伝って、唇が主役の座に。
デカ目ブーム後半戦は”タレ目”フォルム
アイメイクはぱっちりと大きく見せるだけでなく、より親しみやすい、タレ目形状へシフト。
支持されたのは西野カナや板野友美のアイメイク。
アイラインは目尻をぐっと下げつつ、下瞼にも茶色のアイシャドウで影をつけるテクニックで出来上がり。
森ガール周辺では血色チーク
天然素材や北欧のほっこり雑貨を愛でる森ガールが出現。
メイクでも自然体が魅力的な蒼井優に代表されるナチュラル感がポイント。
少女のように頬を染めるふんわりチークが定番。
ゆる巻きモテ顔のエビちゃんブーム
雑誌「CanCam」の専属にして、トップモデルになった蛯原友里がもたらしたのが、ゆる巻きヘア。
アイロンでのスタイリングのほか、それまで難しかった、やわらかいカールを実現した形状記憶パーマも。
きゅっと目尻が上がったアイメイクや眉毛で、モテ顔も牽引
ストリートから薄眉&眉レス
コンサバやギャルがターゲットの赤文字雑誌に対し、ストリートファッションを取り上げた雑誌が台頭
今宿麻美などスターモデルが活躍したころ、髪のハイトーンか化とともに、眉ブリーチが流行る。
最終形は、姿形を極限まで消した、中島美嘉の眉毛レス。
目力アップ
合言葉は「目力アップ」
目標は”あゆ”のアイメイク
誰もが目もとのサイズアップに力を注ぎ始めたころ、目指していたのが浜崎あゆみの完璧なアイメイク。
目じりを跳ね上げた太めのアイラインに、美しくセパレートされた長くボリュームのある睫毛がデカ目の必須条件に。
目力というフレーズが使われ始める。