神代辰巳 Tatsumi Kumashiro

アフリカの光 Light of Africa

北国の漁港を舞台に、“アフリカの光”を求めてさまよう二人の若者の青春像を描いた丸山健二の同名小説の映画化。
脚本は「無宿〈やどなし〉」の中島丈博、監督は「櫛の火」の神代辰巳、撮影も同作の姫田真佐久がそれぞれ担当。

青春の蹉跌 Seishun no Satetsu

野望を持って社会に挑戦した青年の、情熱、孤独感、焦燥、そして破滅に至るまでの生きるための闘いを描く。
脚本は「濡れた荒野を走れ」の長谷川和彦、監督は「鍵(1974)」の神代辰巳、撮影も同作の姫由真左久がそれぞれ担当。

赫い髪の女 The Woman with Red Hair

建設会社でダンプカーの運転をする主人公と道で拾った赫い髪の女との、ただれた愛欲のうねりを描く。
中上健次の原作『赫髪』の映画化で、脚本は「トルコ110番 悶絶くらげ」の荒井晴彦、監督は「壇の浦夜枕合戦記」の神代辰巳、撮影は「団鬼六 縄化粧」の前田米造がそれぞれ担当。
1979年2月に公開された、にっかつ制作の映画作品。
ロマンポルノの中でも傑作の一つとされる。