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東京戦争戦後秘話 The Man Who Left His Will on Film

元木象一は映画製作運動に没頭していた。
沖縄デーの闘争記録を撮影に行った象一はカメラを奪った私服刑事を追いかけるが、突然一つの幻想にとりつかれた。
それは、自分の身近かな友人の一人が、自分から借りていったカメラで、何かを撮影しつつ、そのフィルムを遺書に残してビルの屋上から自殺してしまったという幻想である。
仲間の松村や谷沢はこの馬鹿げた話に苦笑するだけだった。
しかし、あいつが自殺したと思いこんでいる象一は、自分の恋人泰子をも「あいつの恋人」だと思いこみ、強姦同然に泰子を犯してしまった。
象一は幻想の中で「あいつ」の遺書の映画を見た。
その映画というのは、ありふれた風景の積み重ねだけの訳のわからないものだった。
「あいつ」は何を考えていたのか、自分で自分の幻想の世界がわからなくなった。

太陽の墓場  The Sun’s Burial

大阪の小工場街の一角にバラックの立ち並ぶドヤ街がある。
安っぽい看板を下げた建物の中では、愚連隊風の若い男ヤスに見張らせて、元陸軍衛生兵の村田が大勢の日雇作業員から血を採っていた。花子がそれを手伝った。
ポン太は三百円払うのが仕事だった。動乱屋と称する男は国難説をぶって一同を煙にまき、花子の家に往みつくことになった。
ヤスとポン太は最近のし上った愚連隊信栄会の会員で、この種の小遣い稼ぎは会長の信から禁じられていた。
その二人の立場を見抜いた花子は二人の支払いを値切った。
一帯を縄張りとする大浜組を恐れる信は大浜組の殴り込みを恐れてドヤを次々に替えた。
二人は武と辰夫という二人の少年を拾い、信栄会に入れた。
仕事は女の客引きだった。
ドヤ街の一角には、花子の父寄せ松、バタ助とちかの夫婦、ちかと関係のある寄せ平、ヤリとケイマ達が住んでいた。

戦場のメリークリスマス Merry Christmas Mr.Lawrence

1942年、ジャワ。
山岳地帯の谷間レバクセンバタに日本軍の浮虜収容所がある。
まだ夜が明けきらない薄闇の中日本軍軍曹ハラは、将校宿舎に起居する英国軍中佐ロレンスを叩き起こし、閲兵場に引き連れて行く。
広場にはオランダ兵デ・ヨンと朝鮮人軍属カネモトが転がされていた。
カネモトはデ・ヨンの独房に忍び込み彼を犯したのだ。
ハラは独断で処置することを決め、万一の時の証人として流暢に日本語を操るロレンスを立ち合わせたのだった。
そこへ、収容所長ヨノイ大尉が現れ、瞬時にして状況を察した彼はハラに後刻の報告を命じて、軍律会議出席のためバビヤダへ向かった。
バビヤダ市内の第16軍拘禁所にある法廷では、英国陸軍少佐ジャック・セリアズの軍律会議が開廷された。

青春残酷物語 Cruel Story of Youth

車の窓をたたく。家まで送らせる。
彼女らが街から帰る時、用いる手段だ。
真琴は陽子とそれをやった。
中年男にホテルに連れこまれかけた時、青年が救ってくれた。
清という大学生だ。
翌日、二人は隅田川で遊んだ。
中年男のさし出した金で。
材木の上で、清は真琴を抱いた。
1週間経っても、清から連絡がなかった。
アパートへ行き、バー「クロネコ」で伊藤と陽子とで待った。
彼ら二人が消え、残った真琴に、愚連隊の樋上や寺田が言い寄った。
清が来、喧嘩になった。
兄貴分の松木がとめ、金で話がついた。
清は、アルバイト先の人妻政枝と関係があった。

新宿泥棒日記 DIARY OF A SHINJUKU THIEF

真夏の新宿。蒸し蒸しする雑踏の中から、突然「泥棒だ!」という声が起った。捕った少年は、追手の前で素裸になり、ひらきなおった。
その有様を見ていた一の人学生が、紀伊国屋書店へ入ると、数冊の本を抜きとった。
その手首をしっかりとつかんだのは厳しい表情の女店員だった。
紀伊国屋書店の社長田辺氏は叱りもせず学生を許し、女店員は三度目までは大目にみるのだと笑った。
学生は再び、万引を宣言し、実行した。
ところが田辺氏は、岡ノ上鳥男という学生を許したばかりか金まで与えた。
鳥男は女店員のウメ子に、手首をつかまれた時の感覚を、まるで射精してるようだ、と語った。