若松孝二 Wakamatsu Koji
キスより簡単 Kiss yori kantan
四人姉妹の三女である泉まあこは、三人の男と付き合っていた母親が亡くなり、自分の父親が誰か知らずに育った。
まあこにはスズナリという恋人がいたが、彼は三人の男のうちの一人、シンちゃんの息子だった。
エロティックな関係 Les Liaisons Erotiques
探偵KISHINと秘書RIEがいる、パリの路地裏にある探偵事務所。
奥山という男が自分の愛人ロレーヌの素行調査を依頼、仕事のなかったKISHINは二つ返事で引き受けた。
ロレーヌは複数の男と付き合っていたが、尾行するKISHINを自室に誘い関係を結んでしまう。
ロレーヌは奥山に命令され男と関係を持ち、それをネタに奥山が恐喝するのだという。
11・25自決の日 三島由紀夫と若者たち 11.25: The Day He Chose His Own Fate
若松孝二 Koji Wakamatsu
農業高校を中退して上京。
TVドラマの助監督を経て、63年にピンク映画「甘い罠」で映画監督デビューします。
65年、若松プロダクションを設立。
反体制的な主張を込めた作品を数多く発表し、学生運動の高まりとあいまって若者の支持を得ます。
大島渚監督の「愛のコリーダ」(76)では製作を務めます。
その後も、権力や体制に対する怒りを原動力に社会派の作品を生み出し、国内外で評価を高めています。