Wella Koleston 2% ダメージレス 根元と毛先の塗分け
ヘアカラーの塗分けとダメージ
- 最大50%アルカリキャンセル
- 髪への負担に配慮
- 色の持続 & 色の方向性・均一性をよりキープ
今回、ウェラさんから発売される2%の過酸化水素。
3つの効果を期待されています。
どのような効果でしょうか?
現在、ウェラから販売されている6%、4.5%、3%です。
ヘアカラーは染料とアルカリの入った1剤と過酸化水素の2剤を混ぜ合わせます。
2剤の使い分けは
①6% アルカリタイプで高明度の場合、白髪を染めたいとき、根元から明るくしたいとき
②4.5% 既染部の残留色素が気になり飛ばしたいとき、ノンアルカリカラーの時、3%よりくすみが出にくく、6%よりダメージが少ない。
③3% ダメージは低いが彩度が低く濁りやすい、低アルカリカラーでカラーするとき。
最大50%のアルカリをOFFし、3%と比べ最大29%のダメージ軽減が可能。
美容師さんがカラーをする場合、前回から1~3か月の周期でリタッチをされるお客様に対して、根元を高アルカリカラーで黒髪を明るくし、既染部にノンアルカリカラーを選択するのがベーシックだと思います。
ノンアルカリを続けると髪の色が沈んでくるので、3回に一度はアルカリカラーを入れて、明るさと彩度をキープします。
ウェラではノンアルカリカラーはソフトタッチというカラー剤が用意されています。
ここで、美容室の経営面ではアルカリカラー剤とノンアルカリカラー剤を2種類用意するのは、在庫を余分に抱えることになます。
よって、2%の過酸化水素で弱アルカリカラーの役割が担えるということは、お客様にとっても、経営面でもとても価値あることです。
髪への負担に配慮
根元から中間~毛先に対して、毎回高アルカリ剤で染めていたことに対して、2%でアルカリをキャンセルして、低アルカリ剤として使えると髪へのダメージの低減を見込めます。
色の持続 & 色の方向性・均一性をよりキープ
6%で毛先を染めると、抜けた色素を補充するという目的以上にメラニン色素を脱色してしまい、ベースのオレンジ味が出てしまうということがあります。
しかし、色が入りすぎて肌色がくすんでしまうことを気を付けなくてはいけないかもしれません。