ニコラ・フィリベール Nicolas Philibert パリ・ルーヴル美術館の秘密 La ville Louvre

パリの中にあるもうひとつの街、ルーヴル美術館。
ルーブル美術館の前庭に横付けしたクレーン車が絵を紐で縛り、上に引っ張ると、窓の一部が床まで開き中へ搬入する搬入。
館内には業務用通路が張り巡らされローラースケートで走る職員や荷台を操る職員もいる。
事務室では郵便物の処理や、電話を受ける専門の職員が今日も働いている。
フランス絵画の展示回廊には壁に絵をつるすためのフックを埋め込んだ後、次々と絵画が運び込まれ、床に置いてみてからその並び方を吟味していた。
とあるに一室に自然光が注ぐ。
そこでは、専門のスタッフが絵画の修復にあたっていた。
あるものは付着物をこそぎ、あるものは仕上げにコート剤を塗っていた。
大絵画をどうやって部屋に運び込むかシミュレーションするスタッフたち。
彼らはまかれたキャンバスを、絵を壁でこすらないようにして運び込んだ。
それを丁寧に平らに戻していると端の画材がカビによって剥離し、落ちてしまった。
同じようにして他の大絵画も運び込まれた。
スタッフルームに姿見が運び込まれる。
スタッフたちは身なりを整え、男性はワイシャツにネクタイ、部屋のtジャケットという服装。
シャツではなくセーターを着てきた男性に、家を出てくる時からちゃんとしてくるようにと激が飛んだ。
出土品の間の扉を開けると細い通路が下の収蔵庫まで繋がっているそれはまるで地下迷路よう。
運んでいたのは出土品の小さなツボで、番号が振られていた。
彫刻の間は床が一部、エレベーター式になっていて地下の収蔵庫に繋がっている。
そこには引き出しもあり、焼き物で作られたイコンも保管されている。
フランス絵画の展示のために絵画の並び順を考える二名のスタッフ。ル・ナン、ブルトン、ガルニエの絵の並びについて、画家ごとにまとめるかどうか、もっと効果的な見せ方があるか、考えていた。

ニコラ・フィリベール Nicolas Philibert パリ・ルーヴル美術館の秘密 La ville Louvre