1980年代 an・an おしゃれな男顔の人達のメイク術、知りたい。

同じモッズ・ヘアの人ですら、富沢さんってノーメイクだと思ってたと言うほど素顔メイク。男顔だからこそ、少しのメイクでこんなに映える。
富沢久美子(モッズ・へア)
素顔の写真を見て、「これ、どこの坊や?」と言った人がいるくらい、少年のイメージが漂ってる富沢さん。もうアン・アンでもおなじみ。
彼女は自分の持ち味をちゃんと知ってるから、無理に別の顔に作ろうなんてしていない。だからすごくライトなメイク。富沢さんはいつもノーメイク、って思ってる人も多いくらい。でもプロセスを見てわかるように、一応全部、きちっとやってる。やってるんだけどすごく上手くって、素顔から完成までが10分くらい。眉だって十分すぎるほど濃いから何も手を加えてないし、一色の頬紅を、まぶたやあごにまでつけたりするところが早さの秘密みたい。
真っ赤な口紅を付けると、気になって話ができなくなるという富山さんは、性格もサラッとしてボーイッシュ。メイク完了後、おすまししてポーズとって撮った左の写真の感想は、「こんな、二の線で撮られたのは初めて。嬉しい!」でした。

山田さんも、ダイナミックな顔を生かしてシンプル・メイク。ワイン色のマスカラと真っ赤な口紅だけで、こんなに豪華な顔になっちゃうんだから、男顔ってほんとにうらやましい!
トレードマークだった長い髪をバッサリ切って、すっかりイメージが変わったハズの山田さん。でも、そのわりにあんまり変わった、っていう印象がないのは、髪より顔の方が強いインパクト持ってる人だからかな。下の素顔の写真は、「裁ちバサミで眉を切りそろえようとして失敗!トラ刈り眉になっちゃった」直後の顔なんだけど、それにしても立派な眉。それに、部品が全部大造りだから、すごくエキゾチック。日本人離れしててうらやましい。
山田さんも普段のメイクはすごく簡単。ファンデーションも塗らないことだって多い。やっぱり、ポイントにしているのは眉と唇。何年も昔から、水で溶くアイライナーを、水なしで眉墨がわりに使っているんだけど、持ちもいいし、失敗もないから気に入ってるんだって。真似したい。あと、山田さんははっきりした色の口紅の方が好き。日本人には珍しいくらい、真紅の口紅が似合う人だ。