百万長者と結婚する方法 How to Marry a Millionaire 眼鏡の選び方
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百万長者と結婚する方法 How to Marry a Millionaire
ある愛の詩 Love Story 1970
8½ 1963
眼鏡の選び方
外すために身に着けるか、あるいは自分のスタイルとするか。
1953年、百万長者ろ結婚する方法」
スクリーンに映ったマリリン・モンローは、偶然居合わせた男性に向かって、こんなことを言った。
「でも女の場合は違うわ。眼鏡の女が周りにどう思われるか。男は眼鏡の女に興味がないでしょ」
金持ちと結婚するために、あれこれ策を練る美女3人を描いたラブコメディー。
モンロー扮するポーラの仕事はモデル。
キュートなルックスだけど、極度の近視で眼鏡が手ばせない。
そしてそれはミリオネア・ハントの大きなハンディだと思い込んでいる。
ゆえに人前では眼鏡をはずし、家具に足をぶつけたり、人違えをしたり、飛行機を乗り間違えたり。
そんな姿がかわいいのだけれど、そうまでして「眼鏡の女」を隠すのは、今ではちょっと不思議である。
女性の眼鏡がお洒落の一部と広く認知されるようになるのは、90年代くらいからではないでしょうか。
だからそれまでの映画で眼鏡をかけるのは、「外したら驚くほど美しい」というような、小道具としての役割が強かったのかもしれません。
ただし、例外もあります。
ダイアン・キートンは昔から眼鏡をスタイルとしてかけていた。
「アニー・ホール」「ミスターグッドバーを探して」でも、眼鏡をかけていますが、それは読書のためのリーディンググラスだったりする。
服装や行動と馴染んでいて、外すためのものではないんですね。
「ニューヨーク 眺めのいい部屋売ります」では、いろいろなタイプが出てきて、それを見ているだけでも楽しいですよ。
外すことで美しさというギャップを作るか、眼鏡をスタイルとするか。
マリリンかダイアンか。
さて、あなたはどちら。