チャーリーとチョコレート工場 CHARLIE AND THE CHOCOLATE FACTORY

ティム・バートン作品のサウンドはその世界観を忠実に再現するが、独特さゆえ音単体としても非常に魅力的だ。
今作でいうウィリー・ウォンカの工場で働くウンバ・ルンパの音楽は、世界のどこでもない民族音楽として塑像力を掻き立てられ、既成の価値観に不意打ちをくらわす。
つまり、音楽とは形而上の思想を優に超えることのできる、数少ない表現方法なのだろう。