Trainspotting トレインスポッティング
ユアン・マクレガー(レントン)
第一作である(トレインスポッティング)がこんなにもインパクトを持った作品になると思っていましたか?
「あぁ、僕は常に「トレインスポッティング」がそういう作品になるだろうって、むしろ傲慢なほど思っていたよ。ダニーと初めて作品を見たとき、とても驚くべき瞬間だった。驚異的だったのさ。「何てことだ!」って信じられないくらい気持ちだった。その作品の持つ才能に、完全に圧倒されたのを覚えている。原作も驚異的な成功を収めていたし、ジョン・ホッジの原稿はくそ信じられないほど素晴らしかった。ブライアン・ティファーの撮影、全員の演技、ダニーの演出、そして音楽。
作品におけるすべての要素が、その作品を本物にさせたのさ。そんなチャンスはもう来ないだろうし、実際にこれまで来ることはなかったよ。
ユエン・ブレムナー(スパッド)
トレインスポッティングで印象に残っていることは何ですか?
「人の理解を超えている作品だと思っているよ。期待とかしてはしてはいけないんだ。僕たちはいろんな映画に出てきた。中には宣伝が成功したものや、予算が巨額な作品もあったけど、「トレインスポッティング」ほど文化的に密着した作品を演じたことはみんな過去にも先にもなかったと思う。
ロバート・カーライル(ベクビー)
ダニー・ボイル監督と再び一緒に撮影したのはいかがでしたか。
「ダニーは天才だね。僕はこの言葉を軽々しく使わないけどね。彼は素晴らしいよ。僕はアメリカのテレビ番組に長い間ずっと出ていた。これらの番組ではキャラクターを知っていたから演技の指導はあまりなかったよ。だけどそのような環境から抜け出してダニーのような人に再び立ち向かうと、映画監督というものが何をしているのかわかる。彼はとても穏やかだけど計算高い監督だ。他の名監督たちと同じようにね。彼は指導をするときに「ベグビーはベックスビールが好きだ」という風に言ってくる。それが頭の中に入ってきて「これは忘れないぞ、これは重要なんだ」と思う。彼は絶対に「私が思うには」とか「これをすべきだ」などを言うことはない。彼は小さなヒントを与えて、答えを自分に見つけさせてくれるんだ。彼は確かに自分のことを知っている。さらにどうやって自分のベストを引き出せるのかも知っているんだ。