エゴン・シーレ 死と乙女 Egon Schiele: Tod und Madchen
2017年3月 渋谷の文化村でエゴンシーレの映画を見に行きました。
彼の絵は前から知っていて写真集も持っています。
同じ時代のクリムトより僕自身は好きです。
しかし、彼が生きた時代背景や人物像が全く知らなかったので、ドキュメンタリーとしても気になったので、見に行きました。
シーレは本人自体もイケメンだったそうですが、映画の俳優もかなりのイケメン。
よって、平日昼間の上映でしたが女性が多かったです。
20世紀初頭に活躍し、28歳の若さで早逝した異端の天才画家エゴン・シーレの半生を描いた伝記ドラマ。
数多くのモデルと浮名を流すなど、スキャンダラスな逸話も多いシーレにとって、特に大きな存在となった2人の女性との濃密な日々が描かれます。
1910年、美術アカデミーを退学したシーレは画家仲間と「新芸術集団」を結成し、妹ゲルティの裸体画で頭角を現していきます。
ジョジョの奇妙な冒険の作者 荒木飛呂彦さんも影響を受けたと思います。
独特のポージング、空間の描き方。
映画でエゴン・シーレが師でもあるクリムトに自分の絵を見てもらうと、彼は「僕は内面を描きます」と言っていた。
日本の浮世絵もそうですが、見たままを描くとは自分にとって、そのように見えるものが本当の写実かもしれません。
デッサンのすばらしさでは僕が好きな「長沢節」さんがいます。
美しいものを捉える感性と、線の美しさはエゴン・シーレとともに好きなアーティストです。