和漢彩染 明るい白髪染め

和漢彩染は、8レベル以上の明るい白髪染めにも対応しています
「明るい白髪染めがしたい」これがお客様の要望です。

ところが、明度が明るかったら白髪が浮いてしまったり、ヘナやマニキュアだと「ぼかし」に近い状態になり、オススメするには幅が限られてきます。
和漢彩染の場合、新生部の処理(ベース)がきちんと出来ている状態だと、どのようなパウダーをオンしても対応できます。
和漢彩染はノンアルカリなのでメラニンを破壊する効果がないので、現状より明るくすることが出来ません。
したがって、根元など明るさの欲しい部分はLUC(脱染剤・ライトニング剤)やオキシを使用します。
和漢彩染のLUC(ブリーチ剤)は従来のアルカリ剤に比べてアルカリ量を10分の1以下に減らしているにもかかわらず、きちんと明度が上がります。
少ないアルカリ量でも、オキシを2倍で溶いたとしても刺激は緩和されています。
またオキシにもアルカリにも和漢植物エキスが全種類含まれておりますので、より一層刺激が緩和されます。

明るい白髪染めをする前の注意点

オシャレ染めのカラー剤は黒髪を明るくし、希望の色味に発色するものです。
しかし白髪がある場合はどうでしょうか?
結論からお伝えすると、オシャレ染めのカラーリングでは白髪を染めることはできません。
何故ならオシャレ染め用のカラー剤には茶~黒色の色素が配合されていないからです。
ですから、おしゃれ染め用のカラーでは白髪部分がまわりと馴染まずに浮き上がって見えてしまいます。
今でも根強く信じられているのが、白髪染めをすると髪が真っ黒になってしまうという噂です。
これは昔の話で、いまは白髪を明るいトーンで白髪を染められる薬剤を各メーカーが開発しています。
ただし、トーンが明るくなるほど白髪をしっかり染めるのは難しくなるので、しっかり隠したいひとは少し低めのトーン(7レベル以下くらい)を選択しましょう。
明るい髪色を施術する前に自分の髪の状態で知ってほしいのが「白髪の量」についてです。
白髪染めをする際、白髪の量が多いと仕上がりがイメージよりも明るく感じる事があります。
白髪が多い方は少し暗めの白髪染めを選んで、しっかりと色を入れることを重視します。

無理に明るくすることで髪が痛むリスクが高い3つの状態 

  • 今までずっと真っ黒に白髪染めをしていた場合
    白髪染めの染料が色落ちしにくいため、短期間で明るくするほど髪が痛みやすくなります。
  • ヘナ・カラー(草木染め)で暗く染めている場合
    ヘナで染めた髪は中々明るくなりません。徐々にカットしながら明るめに薬を変えていきます。
  • マニキュアで暗く染めている場合
    長期間同じ色のマニキュアを使用していた場合は特に色が抜けません。マニキュアを落とす事から変えていきます。
    3つの状態は美容師と要相談です。