海外 映画 cinema

リービング・ラスベガス Leaving Las Vegas 1995

街のネオンは必ずしも人生を照らす光というワケにはいかない。
むしろ個々が抱える闇を誤魔化すために照らすならば、その派手さとは打って変わってもの悲し気な代物なのか。
アルコール依存症となったかつての脚本家と娼婦の刹那的な ...

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バック・ビート Backbeat 1994

公開当時はビートルズに5人目のメンバーがいて、絵描きでデビュー前に美人のカメラマンと一緒になって、しかも若くしてこの世を去ってエピソードに興奮したし、デイヴ・グロール他グランジ系アーティストが再現したビートルズサウンドにもしびれたが、 ...

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ロッキー・ホラー・ショー The Rocky Horror Picture Show

歴史上グローバルに生まれた装飾系ロックバンドの源がここにあるのだとすれば、その影響は計り知れず圧倒的な世界観でロックをオペラ足らしめた作品。
新婚夫婦が嵐の中でさまよい歩きたどり着いた古城は、ティム・カリーやリチャード・オブラ ...

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マリー・アントワネット Marie-Antoinette 2006

古典作品のシナリオを映像化するに際し、現代の合奏を組み合わせて演出する手法はディカプリオ主演の華麗なるギャッツビーでも効果を実証しているが、ちょいと顔見せるコンバースなどプロップの細部までこだわる辺りにソフィア・コッポラの巧妙さが伺え ...

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プリシラ The Adventures of Priscilla, Queen of the Desert

ドラッグクイーンという生き方を認識したのは、まさにこの映画だったか。
のちに東京・並木橋のアマランス ラウンジを知ってからは専から普通の固有名詞。
たまたま人より派手な趣味があって、時々人目を引きすぎる仮装趣味があると ...

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sesso matto 1973 セッソ・マット

食べ物狂いを意味するチボ・マットがそのバンド名を考えるに当たって参考にしたのは、この「セッソ・マット」ではないだろうか。
こちらはセックス狂いの意味。
サントラを手掛けたアルマンド・トロヴァヨーリは、自身の作品も映画仕 ...

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さらば青春の光 Quadrophenia 1979

このフィルムを見て、東京・梅が丘の”洋服の並木”でモッズスーツを仕立てた若者は一体どれほどに至るのだろう。
自分もそのうちの一人だが、今もなおスタイリッシュにして狂った青い春が何処に美しいのかを原作者ビート・タウンゼントは伝え ...

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チャーリーとチョコレート工場. 原題, CHARLIE AND チャーリーとチョコレート工場 CHARLIE AND THE CHOCOLATE FACTORY

ティム・バートン作品のサウンドはその世界観を忠実に再現するが、独特さゆえ音単体としても非常に魅力的だ。
今作でいうウィリー・ウォンカの工場で働くウンバ・ルンパの音楽は、世界のどこでもない民族音楽として塑像力を掻き立てられ、既成 ...

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Mask 1994 マスク

できることなら劇伴ではなく、キャメロン・ディアスの美しさについて語りたい。
それが「マスク」だ。
しかし、サントラのクレジットにロイヤル・クラウン・レビューを発見したら、その審美眼の高さに唸らざるを得ない。
ブ ...

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Stranger Than Paradise 1984 ストレンジャー・ザン・パラダイス

何も起こらない日常はとても奇妙だ。
ましてやそれが映画になるなんて。
とはいえ、オフビートの金字塔として「ストレンジャー・ザン・パラダイス」は未だに威光を放ち、果ては「ユニクロ」のTシャツにまで描かれた。
この ...