プラトーン Platoon

戦争の悲哀を表現するに、このウィレム・デフォーの戦死は比類なきハイライト。
同時にヘリコプターで搬送されるチャーリー・シーンの葛藤にも胸が鷲掴みされる思いだが、そのあとの俳優としてのキャリアはイマイチ。
いずれにせよデ ...
戦場のメリークリスマス Merry Christmas, Mr. Lawrence

世界の坂本が戦場からメリークリスマス。
数多くある聖なる夜の音楽の中でも、際立つ存在が日本人の手によるモノってことに歴史的価値があると思う。
実際公正なる評価でこの後、教授は「ラストエンペラー」でグラミー賞を獲得して、 ...
ゲットダウン The Get Down

映画は映画館で見るべきだって正論も張れなくなるほど、ネットフリックスが面白い。
バズ・ラーマンがブロンクスを舞台にヒップホップの誕生秘話を描く「ゲット・ダウン」はサウンドトラックもまた秀逸。
劇中のミューズ、アイリーン ...
ゴッドファーザー The Godfather

コルシカマフィアのファミリー劇場から学ぶことを一つだけ抽出するのであれば、それは時間軸を操る術だろう。
時計の上のそれではなく、心理の中で刻み込まれる針のスピードが遅いほどに相手をマウントし、冷静な決断も非常な復讐も汗も流さず ...
modesty blaise 唇からナイフ

スパイもヒールもきれいな女性が主役となれば、仮に自分に犂のない完璧な男であったとしても負けて悔いなし。
ルパンなら、決して不二子を恨むことがないどころか、むしろその様子は楽しんでいるかのように見える。
本作も黒のショー ...
黄金の七人 Sette uomini d’oro

イタリアB級映画がサントラとして瞠目に値することを知ったのは、学生時代に溺愛していたミラノのノーベル、ライトテンポよりリリースされた一連のコンビに起因し、彼の地に存在する日本人ガク・サトウ氏もここに参加していた。
そんな流れで ...