耽美主義 Aestheticism

谷崎潤一郎 junichiro tanizaki

『春琴抄』(しゅんきんしょう)は、谷崎潤一郎による短編小説です。
盲目の三味線奏者春琴に丁稚の佐助が献身的に仕えていく物語の中で、マゾヒズムを超越した本質的な耽美主義を描く。
1972年「讃歌」監督:新藤兼人
1976年「春琴抄」監督:西河克己 春琴:山口百恵/佐助:三浦友和
2008年 「春琴抄」監督:金田敬 春琴:長澤奈央/佐助:斎藤工
初めは気高く、丁稚風情である佐助との結婚を拒んでいた春琴が、年を経るうちに軟化してきたことに対し、佐助が拒絶を示していることにも現れています。
つまり佐助(谷崎)は、自らのマゾヒスティックな嗜好を満たしてくれる女性を必要としているだけであって、献身自体が目的であるわけではないのです。
以前、執事系のドラマがありましたね。
川端康成、谷崎潤一郎、いずれも耽美主義。
現代はよく、内容、制度、効率化など意味合いを問われるが、大正ロマン時代、古くは安土・桃山時代など、才色兼備な趣向時代ががあったと思う。
フランス文学でもアポリネールやボードレールなど自然主義から、より芸術的に飛躍している。
斎藤工の演技は官能的ですね。

大島渚 白昼の通り魔

草深い信州の農村。
ある夏、川の氾濫で畑を駄目にした篠崎の娘シノはホップの栽培とニジマスの養殖を計画しその資金を彼女に気のある村長の息子源治から借りたが、その代償に彼女は彼に身をまかせた。
シノに惚れていた小山田英助は現場を見つけて、村中に言いふらしたが、彼女は平気だった。
彼女は仕事が波に乗った一年後、村会議員に当選した源治に心中をせまられた。
彼はシノの気持をためしたかったのだ。彼女はその時ふとその気になって彼に従った。
彼は死んだが、彼女は首をくくった柿の木が折れ失神しただけで助かった。
二人の後をつけた英助は倒れているシノを犯した。
めまぐるしいカット割り、シャープなカメラワークで、愛とエゴ、知と本能といった人間の矛盾を画面に焼き付けた、大島渚の実験的野心作です。
丸刈りの犯人役に佐藤慶
生命力あふれるシノ役に川口小枝を熱演。

オスカー・ワイルド

女は男に欠陥があるからこそ愛するのだ。男に欠陥が多ければ、女は何もかも許してくれる、 われわれの知性さえもだ。
男はつねに女の初恋の人になろうとする。女は男の最後のロマンスになろうとする。
人生はシンプルで、シンプルなことが正しい。 複雑なのは、僕らのほうだ。
耽美主義:「この絵の意味は美そのものだ。存在することだけが、この絵の存在理由(raison d’être) なのだ」という表現です。
谷崎潤一郎 澁澤龍彦 永井荷風 北原白秋など。

江戸川乱歩全集 恐怖奇形人間・土方巽

1999年に閉館した東京の伝説の名画座「大井武蔵野館」での「定番作品」として繰り返し上映され、カルト映画として注目された結果、石井輝男の再評価及び復活の起爆剤となった。
“江戸川乱歩全集全集”とはいうものの、全ての乱歩作品が登場するわけではなく、乱歩世界のエッセンスを映像化した形となっている。

ドグラ・マグラ  松本 俊夫

巻頭歌
胎児よ
胎児よ
何故躍る
母親の心がわかって
おそろしいのか
本書の原型となったのは、夢野久作が作家として作品を発表し始めた頃に書き始められた、精神病者に関する小説『狂人の開放治療』である。
10年以上にわたって徹底的に推敲され、夢野はこれを発表した1年後の1936年に死去している。
小栗虫太郎『黒死館殺人事件』、中井英夫『虚無への供物』と並んで、日本探偵小説三大奇書に数えられている。

修羅 (1971年) 松本俊夫

血と怨念に彩られたこの世の地獄絵
燃え上がる狂気の炎の中に消えた小万の恋
はたして 愛は勝つのか?
世紀末によみがえる鶴屋南北原作の時代劇の傑作
もう何も見たくも聞きたくもござんせん
たとえこの世に陽がさそうとも
このうじ虫野郎は闇にはまるばかりでござんす
思えば無駄な一生でござんした
実験映画界の雄・松本俊夫監督の劇場用映画第2作。
鶴屋南北の歌舞伎狂言『盟三五大切』をもとに、人間の情念と怨念のどす黒い発露が壮絶なタッチで描かれています。
ストップモーションを効果的に用いた映像技法も興味深く、赤ん坊まで殺してしまうクライマックスの修羅場シーンは凄惨の一語に尽きます。
中村賀津雄(現・嘉葎雄)の文字通り鬼気迫る名演も大いに見どころのひとつです。
主君の仇討ちへの参加を望んでいた薩摩権五兵衛(中村賀津雄)は、芸者の小万(三条泰子)に魅せられ、挙句の果てに彼女を身請けするために仇討ちの資金100両の大金を持ち出してしまった。
しかし、彼女には夫・三五郎(唐十郎)も子どももいることがわかり、激昂した権五兵衛は小万と乳飲み子を殺害してしまうのだが……。

『薔薇の葬列』(ばらのそうれつ)

新宿のゲイバー 「ジュネ」の看板少年であるエディは、経営者の権田と親密な関係にある。
それを知った店のママ、レダは嫉妬の炎を燃やし、エディを傷つけようとするが失敗。
店も権田も独占したエディは、ある事をきっかけに自らの宿命を悟る。
猥雑なエネルギーに満ちた60年代末期の新宿を舞台に描かれる「裏オイディプス物語」。
俳優たちがカメラに向かって素で語ったり、当時活躍していた先端的芸術家、文化人が友情出演していたりと、アヴァンギャルド映像作家・松本俊夫ならではの趣向が凝らされている。
ピーター(池畑慎之介)のデビュー作です!
びっくり


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Posted by styleskoenji