折立~太郎平小屋~雲ノ平山荘~双六小屋~鏡平~新穂高温泉駅

2023年8月26日土曜日~29日火曜日まで3泊4日で初めての雲ノ平山荘に宿泊の目的で、登山をしてきました。
太郎平、双六はテント泊、雲ノ平山荘は宿泊です。
富山駅 – 折立直通バス 富山駅発朝6時10分発で折立着8時10分の4500円です。

折立から太郎平小屋 地図 登山

1日目はバス移動と高度を稼ぐ上りですが、比較的アップダウンはなく登りやすい工程だと思います。
太郎平小屋からテント場まで10分くらい歩きます。
水が豊富でトイレもきれいです。
雲が多めでしたが雨は降りませんでした。

地図 登山 太郎平~薬師平~雲ノ平山荘

2日目は太郎平テント場から太郎平小屋に戻って、薬師沢、雲ノ平山荘を目指します。
アラスカ庭園など稜線はとても美しい。
薬師沢小屋まではかなり下って、又登る工程です。
スリルあるつり橋も待っていました。
雲ノ平山荘といえば、僕は東京に居住し2000年くらいから日帰り登山を日課にしていました。
その当時、登山は今のように身近な存在ではなく、武骨で人間と付き合うより自然と対話が得意そうな”社会不適合の烙印付き”な人が多くみられた。
その後、「山ガール」などでファッションが先行しカジュアルなものになった気がします。
仕事柄、連休が難しく2000メートル級の山にいつかは登りたいという欲求がありました。
お客様で大学時代、登山部で北アルプスに登っていた人から聞いた話で「黒部の山賊」の話を聞いた。
僕はすぐに写真集を購入し思いを膨らませていた。
伊藤正一という人物が戦後雲ノ平で飛行機をモデルにした山荘を創ったことが書いてある。
ある時、アルプスの雲ノ平山荘の支配人が伊藤二郎さん、三俣山荘主人は長男の伊藤圭さんという事を知った時、すぐに息子さんだという事を理解しました。


雲ノ平山荘では山小屋を「人と自然の関係性を創造する場所」として捉え、法隆寺と同じ在来工法を駆使し建てられました。
夜は2010年に新たに建てた当時の映像を見させていただきました。
その時、伊藤二郎さんが話していただいた登山の今起きている問題を訴えられました。
国立公園の問題、山小屋の存続、登山道の整備、行政の支援、山小屋を人と人,アートで繋ぐ事ができる模索。
夜ご飯に食べた酒粕入りの「石狩鍋」、ご飯が美味しくてお代わりを頂きました。
当日は午後急な激しい雨で、全身ずぶぬれの登山者が遅くに到着されていましたが、乾燥室に通して夜ご飯も取り置きしていた心づかいの光景が美しかった。

雲ノ平小屋 石狩鍋

雲ノ平山荘 – 天上の庭、雲ノ平 (kumonodaira.com)

地図 登山 雲ノ平山荘~三俣山荘~双六小屋
雲ノ平 

3日目、雲ノ平山荘を後に日本庭園、三俣山荘、丸山、双六岳、双六小屋の6時間の行程。
アップダウンがありますが、危険な道はさほどなく雄大なパノラマを眺めながら息を整えて登ります。
三俣山荘で飲んだドリップコーヒーが驚くほど美味しかった。

地図 登山 双六小屋~鏡平山荘~ワサビ小屋~新穂高温泉駅

4日目双六小屋、鏡平山荘、わさび平、新穂高温泉駅、6時間の行程です。
以前、双六岳に来たことがありこの下山コースは2回目ですが、とても長い道のり。
楽しむことを忘れずに鏡平で頂いた、コーヒーフロートが本当に美味しかったです。
新穂高温泉で温泉につかり、平湯バスターミナル経由で松本に帰途に着きました。